2014年12月17日水曜日

浜松合唱塾12月の練習

今月と来月は雨森先生の都合により合唱塾は自主練習となる。

浜松合唱塾12月の練習
場所:県居恊働センター
日時:2014/12/14(日)13:00~17:00

練習曲
バッハ/モテット3
 ドイツ語の発音練習
萩原英彦/白い木馬
 音の確認程度

合唱する者にとって、月に一度しかない練習というのは、なかなか貴重である。そこで、指導者が不在であるからといって、休みにするわけにはいかない。ここは、集まった者で、知恵を絞り、練習指導者を準備し、4時間の練習にふさわしい資料をそろえ、納得のいく曲作りにまい進しなければならない。

合唱塾のスタッフを快く引く受けてくれた学生指揮の経験を持つY氏と、音取りのためのピアノを弾いてくれるTさん、バッハのモテットを過去に2回ほど歌った経験を持つHが、ドイツ語の発音とモテット練習のための資料を準備して、練習を行った。

参加人数は、予想通り少ないけれど、雨森先生が毎回の練習で口にされる言葉、「一期一会」を思い起こす。そのことを肝に銘じて、日常に流されず、しっかりと出会いを楽しむこと、一期一会のアンサンブルを楽しむこと!  と自分に言い聞かせるが、このドイツ語の壁がねぇ・・・

日本人がモテットを歌う時に生じる違和感は二つある。第一に宗教という壁、そしてドイツ語という言葉の壁である。来年の成果発表までに、なんとか、この二つの壁を一人一人が克服し、活き活きと聴衆を楽しませることができる表現にまで達したい! と思うが・・・


くりかえし 咲くつぼみ くりかえし 実る枝・・・
何度でも くりかえす このときは たったいま このいまは いちどだけ
(覚和歌子詩、信長貴富作曲「リフレイン」)


この曲を最後に練習するつもりだったのに、ドイツ語のために・・・無念!
(と、この曲に心酔するY氏の独り言)

(なごはる)

///

Hさんの作ってくださったドイツ語の資料は完全保存版です。ドイツ語が初めての人にも
とてもわかりやすいし、またバッハのモテットに使われている単語を[e]の発音ごとに
それぞれ分類してあるので、すごくいいです。
そしてリズムに合わせてしゃべるのが、とてもいい練習になったと思います。
自分がどの位喋れてないのかが、よくわかりました。
また、バッハの14  についても教えていただきました。
とても興味深く面白かったです。

白い木馬も、4番を中心に全曲やってみてよかったです。
不安は増したけど、自習せねば!という気持ちにさせられました。
次回までにもう少し歌えるように、お正月の宿題に取り組みたいと思います。

(みるきっと)

2014年12月3日水曜日

合唱塾11月の練習



■合唱塾11月の練習
場所:県居恊働センター ホール
日時:2014/11/30(日)10:00~16:00

雨森先生の練習は、楽しい!

午前の部 10:00~12:30 フォーレ・レクイエムの練習。
太田代表のバロックピッチ可能なオルガンと、平林先生のピアノによる何とも贅沢な練習。

アニュス・デイから終曲のイン・パラディズムまで、曲の進行に従って指導される。
曲の内容を、細かく分析しつつ、表現の仕方を、分かりやすく決定していく。電子オルガンの音色は豊富で、曲想に合う楽器の選定が難しそう。オルガンで表現できないなら、ピアノを入れましょうか? と平林先生の合いの手。このように徐々に仕上がる過程が、実に楽しい。
練習を進める間に、フォーレのレクイエムに関する雑談が、これまた面白い。午前の部の2時間半という時があっという間に過ぎる。このレクイエムの版は、3つあり、第1の版は、小編成でとても興味があるのに、フォーレの遺族が抱え込んで、頑なに、外に出さない、というエピソード。

午後の部 13:35~16:00 バッハ・モテット3の練習。
この曲も、第1曲から順番に、細かく練習する。
最近の学説では、この曲は、バッハが教会の聖歌隊の練習用に作ったのではないか、という説を紹介する。その具体的な例として、ソプラノとメゾソプラノを交互に対等に高音部が出せるようにするために、高低を逆転させて、旋律線を同じように歌わせるソルフェージュ のような部分※を紹介する。はいはい、うまく空に向かって飛べるように練習しましょう! というバッハの声が聞こえてくるような気分になり、バッハという存在が身近に感じられる場面でした。

※hat mich frei gemacht(私を自由にして下さる) 3段跳びに例えれば、1・2と助走をつ
けてfreiと舞い上がる部分。イエスを信じると霊の法則により、罪や死の法則から、ほら、こんなに自由になる!

どんな指揮者でも、曲に対する思いが深いことは当然のことであるが、雨森先生は、その思いの深さが、指揮者と同じレベルで、歌う者一人一人にも宿ってこなければ、曲の表現はできない、という信念を持っておられる。
これは、初めて雨森先生の指導を受けたときに、誰でも感じることである。
曲の内容に関して、特にフレーズの歌い方において、先生の感じておられること、または分析されたことを逐一わかりやすく説明される。そして、そのように説得性のある歌い方ができるまで、繰り返すのである。一人一人が、内容を自分のイメージで噛みしめて、表現するということの大事さを痛感させてくれるひと時であった。
レポート / はた

2014年12月1日月曜日

浜松合唱塾のblog、はじめました

はじめまして。
浜松市で2013年10月から活動を開始した「浜松合唱塾」
事務局のしばはらです。

活動を開始して1年あまり、公式ホームページはありますが
どんな雰囲気なのか、とか、どういった内容なのか、などといった
具体的なことがわからず、興味があるけど二の足を踏んで
いらっしゃる方も多いようです。

そこで、ご興味を持ってくださる方の後押しとなるように、
また、月1回の講座にご都合で参加できなかった方のために、
浜松合唱塾の活動記録をお知らせするためのblogを開設することと
なりました。

公式サイトは従来通り動きますが、こちらでは練習報告を基本に
ご案内しようと思っております。

多くの方の目に触れ、そしてかなうならば
浜松合唱塾の講座に参加してくださいますように。